ゆとり世代の呟き

1994年生まれのゆとり世代の筆者が日々考えていることをつぶやくブログです

英語教育の悲劇

今日、昼休みに職場の人と話していて、中学1年生の息子さんが、英語の中間テストがあるため朝から単語を覚えていたと話をしていた。

その中で、何で「cake」は「ケイク」と読むのか?何で「カケ」ではないのか?と混乱していたと言う。

とりあえず、今日テストだから、そういうものだと覚えなさいと言ったようであるが、今ここできちんと正しい知識を得られるかどうかで、彼の将来が変わるのだろうと思った。

 

私も中学生のとき、彼と全く同じ体験をしたように思う。そして、分からないまま成長して、英語は話せるようになりたいけど、聞き取りも出来ず英語は難しいと感じる大人になってしまった。是非とも彼には、英語を苦手としない大人になってほしいものである。

 

英会話などの習い事をしていない限り、日本の一般的な小学生がはじめてアルファベットに触れるのは、国語かパソコンの授業で習う「ローマ字」である。

ローマ字はひらがな五十音に当てはめて考えれば簡単だ。訓令式ヘボン式などの違いはあれど、すぐに習得できる。

そして、英語の授業が始まったとき、恐らくほとんどの生徒が混乱するのだ。

なぜ「cake」は「ケイク」なのか!?…と。

 

現在の教育課程で問題だと思うことは2つ。

第一に、ローマ字教育が初めてアルファベットに触れる機会であることだ。初めてインプットされた知識は簡単には変えられない。

第二に、英語の授業が始まり、上記のように混乱してしまっても、その理由を授業で全く教えてもらえないことである。英語と日本語の違いを知らなければ、日本語的に英語を解釈しようとし、意味が分からず苦手となってしまうのだろうと考える。

 

英語とローマ字(日本語)の違いについて、資料をまとめて彼に提供できたら良いのだが、こちらも全然分かっていないのが悔やまれる。改めてこの機会に、英語の音素や発音のことについて勉強してみたいと感じた昼休みであった。